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2023/09/15

コラム,写真のこと,展示会

卒業式の袴、いつ選ぶ?どう選ぶ?


学校の先生や大学・専門学校の学生など、卒業式に袴姿は人気です。

卒業式=袴姿というイメージが定着し、3月には袴姿の学生さんを見かけるようになり、今や卒業シーズンの風物詩となっていますね。

学生最後の節目の日、「袴を着たい」と思っても、どんな風に衣裳を選べばいいのか迷ってしまいますよね。

ここでは、衣裳選びのタイミングやポイントを押さえていきましょう。

 

◯卒業式の着物・袴はいつ選ぶの?

昨今では、大学・専門学校の学生だけでなく、小学校の卒業式でも袴姿が多くみられるようになり、様々なデザインの衣裳に身を包んだ卒業生が華やかな装いで、節目の晴れの日を迎えています。

 さて、衣裳はいつ頃選べばいいでしょう。お友達や知り合いから「着物を決めた」とか「早くしないと無くなっちゃうよ」などと話を聞くと、「遅いのかしら・・・」「急いで決めないと・・・」と焦ってしまいますよね。

正直なところ、衣裳選びの最適な時期というのは人それぞれです。4月早々にお問い合わせをいただく方もいれば、年末や年が明けてから衣裳見学される方もいます。周りのお友達の様子を聞いてからだったり、大学・専門学校の学生さんは卒業が確定してから動きだす方もいます。卒業衣裳を決めたけど卒業が出来なくなったのでキャンセルで・・・という方も実際いましたからね。

 もちろん多くの選択肢の中からより良いデザイン・人気の衣裳を確保したいというお気持ちもあるでしょう。

当館としても早々のご成約は嬉しい限りですが、4月、5月の早い時期に衣裳を決めても、お友達との話やNET情報などでいろいろ見たり聞いたりするうちに、実際着るまでに好みや考え方が変わってしまうかもしれません。育ち盛りの小学生の場合は、衣裳選びの時より身長が伸びて、裄丈や袴丈が短かくなってしまう可能性もあります。

 光栄写真館として、衣裳選びのタイミングは8~9月頃がいいと考えます。それでも実際に着るまでに半年ありますが、少しずつ卒業へ向けての意識から、周囲でも袴を着る・着ないの話も出てきて、具体的なイメージもしやすくなるでしょう。身長やサイズによってご利用いただける衣裳が変わる場合もありますが、光栄写真館は卒業衣裳を常設150着以上ご用意しています。卒業生全員が必ずしも袴を着るわけではありませんし、選べる衣裳がほとんどないとか袴のサイズが少ないというお店は、全て予約済みになってしまったというよりは、元々の品揃えが少ないということが考えられます。また、店員さんが「もうほとんどの方が決めてますよ」とか煽ってくるお店もどうでしょう・・・セールストークに惑わされないようにしましょう。

 卒業衣裳を決めるのに「最適な時期」というのは、本人やご家族の卒業式に対する意識や希望、状況によってそれぞれなのです。最終的に納得の形で決められるのならいつ選んでも問題ありません。あまり周りの声や雰囲気に惑わされず、ご自分のペースで卒業衣裳の準備を進めましょう。

  衣裳よりも、先に決めておいた方がいいことがあります。それは・・・

 

◯小学生は衣裳よりも、卒業式当日のお支度予約をお早めに!

光栄写真館でお客様にお話させていただくのは、「衣裳は秋頃からでも十分ですが、卒業式当日のお支度の予約はお早めに」ということです。袴を着られる方も増えていますし、予約受付も年々早くなっています。大学や専門学校の場合は、各学校によって卒業式の日が多少異なりますから、そんなに慌てることはありませんが、小学校の場合、卒業式は市内一斉に開かれます。式に間に合うように卒業生の皆さんが一斉にお支度をする日ですから、時間帯でお支度をお受けできる人数にどうしても限りがあります。

ヘアセットができる美容師さんは多くいますし、小学生の学校行事ですから成人式のようにヘアスタイルをバッチリ決め込む方は少ないです。でも、着付けができる方は近年減少傾向にあり、とても重宝されます。着付けは、見様見真似でできるものでも、510分でパパッと仕上がるものでもありません。着付けをする人によって、体型に合わせてではなくマニュアル通りにしか出来なかったり、紐や帯の締め方がゆるかったり、襟元が浮いて整っていなかったり・・・その仕上がりは様々。当館では学校撮影に伺うこともあり、袴姿の卒業生を見かけますが、袴が下がってしまっていたり、襟元がはだけてしまっていたりする方もチラホラ。着崩れた時の対処法もわからず、すごく気にしながら動きづらそうにしていたり、小学校では、見かねた先生が一生懸命に直してあげていたりすることも。

美しい着付け・着崩れにくい着付けをするとなれば、確実に技術や経験がものをいい、できる人材はさらに限られます。ちなみに、光栄写真館での着付けは、経験豊富な着付けの資格所有者が行っていますのでご心配なく。毎年、着崩れない美しい着付けをしてお客様にお褒めのお言葉をいただいております。

式に間に合うように仕上げなければいけないと時間も決められている卒業式当日のお支度は、ちょうどよい時間帯からすぐに満席になってしまいます。式に間に合わないといけませんから、あとは、前に前にお時間枠をご用意していくしかありません。普段の装いと比べて、動き方も振る舞いも違う着物を朝早くから着て1日過ごすのは、体力的にかなり大変。豊富にある衣裳は後日決めるとして、先にお支度時間のご予約をされることをおススメしています。

 ちなみに、光栄写真館では営業時間外(朝5時や6時など)のお支度スタートでも、早朝料金や特別料金などは一切いただいておりませんので、ご安心ください。お客様のお出かけご希望時間に間に合うようにお支度いたしますので、お早めにご予約ください。

 

◯卒業衣裳選びのポイント


 まずは、着物から選びましょう。

成人式の時に買った振袖があったり、お母様やご親せきが振袖を持っていたりする場合は、その振袖を活用し、袴に必要なものだけレンタルをされて組み合わせるといいでしょう。デザインにもよりますが、振袖は袖丈が長いので、その分、柄が見える面積が多く華やかな印象になります。

レンタル衣裳として取り扱いをしている袴用の着物は、二尺袖が主流です。二尺袖は小振袖ともいわれ、振袖と比べて袖丈がやや短い着物で、その名の通り袖丈が76㎝前後(=二尺)であることから二尺袖と呼ばれています。袖丈が短い分、可愛らしく若々しい印象になり、軽やかな雰囲気で動きやすいことも特徴です。袴を着用することを想定して作られているので、袴で隠れない部分に柄があってオシャレにデザインされている着物です。光栄写真館でも色・柄・デザインともに豊富な二尺袖を数多く取り揃えています。

同じ着物でも合わせる袴によって雰囲気が違ってくるので、いろいろ比較をしてみるといいですよ。

・好きな色・柄から選ぶ

着てみたい色は何色ですか?具体的な希望やイメージがない場合は、お好みの色・柄からスタートしてみましょう。古典柄・レトロ柄・ポップ柄・無地などたくさんの種類がありますし、成人式で振袖を着た方は、同じような色を選ぶ方もいれば、あえて全く違う色合いにされる方もいますよ。 

・体型に似合う色・柄から選ぶ

自分の身長や体型を活かしたり、逆にカバーしてくれる色や柄を選ぶという方法もあります。

身長の高い方は、大胆で大きな柄が似合い、メリハリのついた着こなしになります。身長の低い方は、シンプルな柄や小さな柄がちりばめられているようなデザインの方がいいでしょう。全体のバランスが良くなります。濃い色を選ぶと引き締まってクールで大人っぽい印象に、パステルカラーや暖色系の優しい色を選ぶと柔らかな可愛らしい印象に仕上がります。

・顔映りがいい色・柄から選ぶ

似合う色で探すなら、肌や目、髪など生まれ持った色であるパーソナルカラーをぜひ参考に。

肌が白い方は、より透き通った肌を引き立てて淡いピンクやブルーなどのパステルカラー、黄みがかった色の方は、明るい黄色や緑色など、健康的な色の方は、濃い紫や紺などがおススメです。

・予算で選ぶ

選ぶ小物や組み合わせによって追加料金、お支度時間が早朝になると割増料金が発生するお店もあるようなので、事前に衣裳以外にも着付けやヘアメイク、記念写真など自分にとってどのサービスが必要で、料金がどのくらいかかるか確認しておきましょう。希望のコーディネートが納得の価格で準備できると、より卒業の装いが嬉しいものになり、着ることが楽しみになりますよね。

 

着物が決まったら、袴を合わせていきましょう。

色合わせが印象を左右する大きなポイントになります。上下の組み合わせに決まりはありませんが、「洋服と違うし、どう組み合わせていいかわからない」という方もきっと多いはず。基本コーディネートとしては「同系色」で合わせるか「反対色」で合わせるかになります。 

・着物と袴を同系色で合わせる

例えば、ブルーの着物に紺系の袴、ピンクや赤の着物にはエンジ系の袴といった組み合わせです。着物と袴を同系色で合わせると、全体がスッキリとし、上品で落ち着いた印象になります。暖色系だと、優しい・可愛いらしい感じに、寒色系だとクールな感じにまとまります。

普段から、シンプルなスタイルをお好みの方には同系色コーデがおススメです。



・着物と袴を反対色で合わせる

例えば、赤い着物に緑系の袴、黄色の袴に紫系の袴といった組み合わせです。お互いの色が強調されるのでインパクトが強く目を引きます。全体にメリハリがつき、活発な印象になります。

自分らしい個性を出したい!という方には反対色コーデがおススメです。

洋服では難しい個性的な色のバランスでも、袴スタイルでは比較的おしゃれに仕上がって、袴ならではの配色の面白さを楽しめますよ。 


・色選びに迷ったら

上下の組み合わせをいろいろ考えられるのは、袴スタイルならではの楽しさですが、どうしても色選びに迷ったら、着物の柄の中で使われている色の袴を合わせるといいですよ。統一感が出て、全体にまとまったコーディネートになるでしょう。 

・理想のイメージに近づくためには、色のトーンや柄のバランスも大切なポイント

淡い色や明るい色のトーンは、若々しく可愛らしいイメージに、濃い色や暗い色のトーンは、大人っぽい落ち着いたイメージになるでしょう。

また、着物の柄が大きかったり華やかなデザインなら、単色で無地のシンプルな袴がいいでしょう。メリハリがつき、間違いのないスタイルに仕上がります。着物の柄が引き立つので、視線が上半身に集まり脚長効果も期待できますよ。小さな柄の着物や落ち着いた柄の着物には、ぼかしや刺繍のある袴が合い、華やかにまとまります。着物との柄のバランスも考えると統一感が出て、さらに素敵な着こなしになりますよ。

 

◯卒業記念写真は光栄写真館で


 「卒業」は、人生の節目の時。やはりしっかりお写真で残しておきたいですね。

特に袴姿は、卒業式以外で着る機会がない装いです。スマホで撮影もいいですが、携帯写真だけではもったいない。迷いながら、楽しみながら選んだお好みの卒業衣裳を着て、せっかくですから卒業証書を手に写真スタジオで一生もののキレイな記念写真を残しませんか。家族写真もおススメです。

秦野市の光栄写真館は、衣裳レンタル・ヘアメイク・着付までプロの手によってトータルサポート。大切な思い出を一生の宝物になるよう心を込めてカタチ(写真)にします。安心してお任せください。 

卒業式にはスーツや制服で出席。でも、袴姿の思い出を写真で残したいという方には、卒業記念撮影プラン(27,500~)もご用意しています。撮影時のみの衣裳利用となりますので外出はできませんが、お好きな衣裳をお選びください。どのお着物や袴をご利用いただいても一律料金。加えてヘアメイク、着付、記念写真まで全てが揃うお得なプランです。お気軽にお問い合わせください。


詳しくはこちら→https://koei-st.co.jp/menu_detail?actual_object_id=14

衣裳見学・撮影は【完全予約制】となっております。

ご予約・お問い合わせ先 ☎0463-81-5822(毎週水曜定休)


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・卒業式ではなぜ袴?足元は草履orブーツ?

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