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2022/03/01

コラム,写真のこと

鏡の顔と写真の顔の違い!好印象の証明写真を撮るためには!

普段から、鏡で見て慣れている自分の顔ですが、写真を撮ると少し違和感を感じる事はありませんか?

毎日見慣れた(見飽きた?!)自分の顔ですが、ちょっと改めてじっくり鏡の前で観察してみましょう。

「しわが増えたなぁ・・・」「こんな所にシミが・・・」なんてことは年齢を感じてしまう

少し寂しい部分ですが、「目の大きさが左右で違うなぁ」

「口元は、右の口角の方が上がってるなぁ」

「鼻が少し曲がってる?!」など、構造上の自分の顔の新たな気づきがあったでしょうか。

 

写真の顔に違和感を感じる理由は?


◯鏡の顔は反転している

何気なく撮るスナップ写真や携帯の自撮りなどではさほど気にならなくても、真正面からしっかりカメラ目線で撮る証明写真などでは、ちょっといつもの自分ではない感じがすることはないでしょうか。もちろん、証明写真のほとんどが改まった服装で、きっちり撮るものなので身構えも違って表情も変わっているかもしれませんが、それだけではないような気がします。

洗面所で歯を磨いている時、髭をそる時、化粧をする時など・・・私たちは日常で鏡を見る機会がたくさんありますよね。鏡の前に立つと、自分では無意識でも良く見えるようにとキメ顔をしているようですよ。でも、鏡の中からこちらを見返している顔は、実は本当の自分ではありません。反転している自分の顔が映っているのです。自分のこうした反転姿を見るのに慣れているため、逆に写真の顔を見ると違和感を感じることがあるのです。「鏡の中の自分が強い印象になって頭に残り、毎日よく目にする見慣れたその顔に愛着を持つようになり、ひいき目に見るようになる」と専門家は言います。これを単純接触効果と呼ぶそうですが、基本的に人は、繰り返し接触するなじみのあるものに好意を持つ傾向があり、その反対のもの(ここでは写真の自分の顔)は、極端な言い方をすれば何か異様なものに見え、嫌悪感さえ抱くかもしれません。それは見慣れている顔(鏡で見る顔)と逆だからです。だから、たとえ写真の方がいい顔だとしても、心理的に鏡で見る見慣れた顔の方がいいと思う傾向があるようです。でも、写真の顔は、反転しているわけでもなく、他人から見えている自分の顔に近いと言えるでしょう。


 ◯人の顔は左右対称ではありません

  世の中のほとんどの人は、大なり小なり目の大きさが左右で違ったり、鼻や口の形も左右非対称なんです。左右対称でないことが当たり前で、左右同じという人は、数百万人に一人と言われているほどです。TVで見る誰もが憧れるキレイな女優さんやモデルさんでも、より美しく見せるようにメイク技術でカバーしたり、広告写真などでは画像加工したりしている場合もあるかもしれませんが、例外ではありません。

先天的に左右対称になっていない顔を、さらに日常生活の中での小さな積み重ねで後天的に極端にしてしまうこともあります。身体と同じように、顔にも喜怒哀楽などの表情をつくる筋肉(表情筋)があります。食事の時、片側の歯だけで食べ物を嚙んでると、そちら側の筋肉だけが発達してしまうので、極端な場合、片方の口角だけが上がって口が歪んで見えたりします。頬杖をついたり、うつぶせや横向きで寝ることも顔にダイレクトに負担がかかって歪みの原因になってしまうので要注意です。ストレスや寝不足が続くと、肩や腰と同じように顔の筋肉も凝ってしまい、目の大きさが極端に違って見えたり、歪みやむくみなどの原因になります。日々のちょっとした意識で改善できることなので気を付けたいですね。


 写真の自分の顔にできるだけ満足するためには・・・

  では、左右対称ではないという事を受け入れた前提で、できるだけ違和感のない顔でより良く写真に写るにはどうしたらいいでしょう。撮った後に、画像加工して理想の顔を作りましょうか。

残念ながら、証明写真は本人であることを証明するための写真ですから、携帯のアプリやプリクラで撮った写真のように目を大きくしたり、輪郭を削ったりして全く顔が変わってしまうような画像加工をするわけにはいきません。そういった写真を作り慣れている・見慣れていることもリアルな自分の顔に違和感を覚える要因かもしれませんね。

画像加工はできませんが、撮影時の諸条件やメイク・髪型などによって写りは変えることが出来ます。

◯第三者の目線が必要

 
 証明写真ボックスは、駅前やドラックストア前など立ち寄りやすい各所に設置されていて「顔がわかればいい」「写っていればいい」という方には、料金も安めでその場ですぐに出来上がって便利ですね。撮影の仕方としては、姿勢、髪型、服装、表情など全てセルフジャッジ。おまけに色白の人も色黒の人も、背の高い人も低い人も同じところから同じ明るさのライトが当たり撮影されます。条件が合えば、満足の写真が撮れるかもしれません。

写真館で撮影すると、料金はボックスのような安価ではありませんし、仕上がりに時間がかかるかもしれません。でも、第三者としてカメラマンからの目線で、姿勢や髪型、服装などを直してもらえたり、表情のアドバイスなどもしてもらえます。大切なのは相手からの見え方・自分の魅せ方です。特に、就職活動においては、企業側にいかに自分をより良く魅せてアピールできるかということが次のステージへ進む重要ポイントです。

下記は、当スタジオで撮影した写真(左)と証明写真ボックスで撮影した写真(右)の比較です(パスポート規格での写真例です)顔メインで撮影する証明写真では、写りの差は特にハッキリと表れます。同じ人物ですが、印象に大きな違いがありますよね。これが、人生を左右する就活用の証明写真だったり、身分証明として提示して人に見られる機会の多い免許証やマイナンバーカードの写真になるとしたら・・・どちらの写真がいいでしょうか。                



◯小さな写真の大きな役割


上記の写りの違いを見たら数センチ四方の小さな証明写真でも、印象の違いは歴然です。

例えば、あなたがある企業の採用担当者だとしましょう。左の写真Aさんと右の写真Bさんがエントリーされて1名を選ぼうとなった場合、どちらの方を選びますか。採用者は写真から受ける印象として、まずは「話をしてみたい、一緒に仕事をしたい、仕事を頑張ってもらえそう」などと思える方を選ぶはずです。そこから最終的には面接で実際に会って判断されるわけですが、まずはたくさんのエントリーの中で第一印象をいいものにすることが就職活動には絶対条件です。深読みをするわけではないですが、採用担当者は、これまでに何十人・何百人の証明写真を目にしているはずですから、もしかしたら写りを見て、ボックスで撮ったか写真館で撮ったかなんてことも分かるかもしれませんね。我が社を志望するにあたって、簡単にボックスで撮ってきたと思われるか、写真館できちんと写真を撮り、準備をしてくれたと思われるか・・・真剣さや熱意の表れ・・・そんな部分まで表してしまうかもしれない就職活動の証明写真は、しっかりと印象のいい写真を撮ることをおススメします。


◯光の効果で改善

  人には大きく分けて「右側の顔」「左側の顔」またそれぞれに「光を右から当てた顔」と「光を左から当てた顔」の4つの顔(角度)があります。

お顔の形や目鼻などのパーツの大きさや形、位置も人それぞれ。肌の色だって違います。当館スタジオでは、撮影前にお客様のお顔を観察させていただき、最適なライティングをします。真正面で撮影する証明写真では、光の当て方や明るさで調整、記念写真などでは、向きや角度も考えます。

         

上記は、写真は照明の当て方の違いによる比較画像です。右の写真は左目が小さいのが目立ちます。左の写真は右と比べてその差がわかりにくくなっています。照明の当て方で、目の大きさの違いが緩和されたり、輪郭がシャープに見えたりするなど補正します。場合によっては、業種・職種を伺って、キリッと見える・柔らかい印象になるなどの違いで照明を使い分けることもあります。

画像加工無しでも、このような効果を演出できるのは、ライティング設備が整ったスタジオで経験豊富なカメラマンによる撮影技術があってこそです。

◯表情や姿勢で改善

 人は、顔の形より表情を気にします。キレイに整った顔の人でも、ムスッとした無愛想な顔をしていたら印象は良くありません。猫背やうつむきがちも暗~い印象になりますよね。就職活動では、強く志望している事や自分のアピールポイントを一生懸命伝えようとしても、表情や姿勢が悪かったらやる気も感じられず、自信も無さげに見えて説得力に欠けてしまいマイナスイメージです。

逆に、背筋をピッと伸ばして姿勢が良く、加えて笑顔だったり明るい表情をしている人は好印象で、若々しく魅力的に見えます。イキイキと元気があり、発する言葉にも力ややる気が感じられイメージはアップします。

自分では笑ったつもりでも写真を見たら思ったほど笑えていないことが多いとか、笑顔が苦手という方もいらっしゃると思いますが、表情筋を鍛えることで表情は変わります。その場だけいい表情・いい姿勢をするというのは、緊張もしますし、難しいものです。持続もしません。スポーツ選手が身体に覚えさせるためにトレーニングを欠かさないのと同じように、日頃から姿勢や表情を意識して過ごすことが大切です。

表情も豊かになり、しわやたるみも改善されて、笑顔が増えると“幸せホルモン”と呼ばれる脳内物質もたくさん分泌されるようですよ。表情や姿勢がメンタルに大きな影響を与えることは科学的にも証明されているので、背筋を伸ばし、明るい表情で幸せを招きましょう。

◯髪型やメイクでカバー

 前髪が目にかかっていると、証明写真としては成立しませんし、目元ギリギリでも、影ができて顔全体が暗い印象になりスッキリしません。顔全体の印象も明るくなるので、目元はしっかり見えるようにしましょう。

 男性は、しっかり髭を剃って剃り残しがないように。清潔感がアップしてさわやかな印象になりますよ。ネクタイもきっちり結びましょう。

女性の場合は、メイクによっても顔の見せ方を変えることが出来ます。ベースメイクで影やハイライトを作ったり、チークやリップも自分に似合う色を知って上手に使いましょう。目元は特に印象が変わりますから、眉の形や長さ、アイラインの位置やアイシャドーの色などでも見た目や雰囲気がずいぶん変わると思います。

 

【まとめ】

鏡で見る顔と写真の顔の違いは、反転している画像の認識の違いです。左右が違うだけで、印象としては少し変わってしまうかもしませんが、大切なのは顔の作りよりも「表情」です。人は無意識に「表情」からその人の内面を読み取っています。必ずしも一致するわけではありませんが、無表情だったり、どこか不満げに見えてしまう人は見た目で損をしますよね。人には感情がありますから、四六時中ニコニコしている事もできませんが、心身ともにできるだけ豊かに過ごせると、自然と「表情」は変わってきます。それは日頃のちょっとした行動や意識で十分変われますから、前向きに、自分の顔に表情に自信が持てるように過ごせることが理想ですね。

好印象の証明写真撮影の詳細は

こちらhttps://koei-st.co.jp/id-photo

撮影は【ご予約制】につき☎0463-81-5822 まで(水曜定休)